こんにちは。前世占い師の立花です。今日は実母が体験したお話です。
桜。と聞くとみなさんはどんなイメージがありますか?綺麗ですよね。
私にとって桜とは、幽玄な物。というイメージがあります。
冥界に根を張っていてもおかしくない。そんなイメージもあります。
さて今日はその桜にまつわるお話です。
平和な川が地獄のような状況に?
桜が美しく咲く土手を自転車で走っていた私の母親。私の母親は霊媒体質で、霊などの影響をもろに受けてしまう人でもあります。
季節は桜が満開の頃。川は結構有名な川で、毎年たくさんの人が泳ぎに行きます。
私も何回か泳いだことがあります。とてもきれいな水質です。
桜が咲く並木道を、えっちらおっちら自転車をこいでいた母。妙な違和感を感じたそうです。
慌てて自転車を止めて下りた母
無数の悲鳴やうめき声が耳に入ってきたそうです。
「え?」
何気なく川に目をやると黒い人影が無数にういたり沈んだり、暴れていたり、溺れていたりしたんだとか。
それは地獄の血の池地獄に入れられた人々の様で、母は硬直してしまいました。
いつの間にか川の岸辺にも黒い人たちがどんどん現れ、その人たちはうめき声を上げながら、川に入っていきます。
「地獄。って感じだったよ」
と母。
母は目の前で起こっていることから逃れるために、慌てて自転車を押してその場から逃れようとしました。
そんな母の目に次に飛び込んできたのは、大空襲の慰霊碑でした。
はっとした母の目の前から黒い人たちは消えていたそうです。
鏡川でかつて起こったこと
母が土手を歩いていたのは、高知の鏡川でした。
第二次世界大戦当時、高知では幾度となく大空襲が町を襲いました。
焼夷弾により皮膚が焼けただれ熱さにのたうつ人たちが、助けを求めたのが鏡川だったと言います。
母が見たのは鏡川の哀しい歴史の一コマだったのかもしれません。
母はそれから桜が咲くころには、鏡川の土手を行くのはやめたそうです。
桜は土地の思いを吸い上げ、具現化する花。だったとしたら。
桜が特別な花だとされるのも、何かわかる気がします